がん検診コース
PET-CT がん検診コース
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PET検査とは
PET(ペット)検査とは、がんの栄養素となるブドウ糖に微量の放射線物質をマークした試薬(18-FDG)を体内に注射しFDGが多く集まった場所を検出して画像化する検査方法です。
この検査に寄り1cm程度の大きさのがんをいち早く発見することが可能となりました。
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PET検査のしくみ
がん細胞は絶えず増殖を繰り返しています。そのため非常に多くの栄養(ブドウ糖)を必要とします。PET検査では、そのがんの性質を利用し、ブドウ糖を放射線物質でマークした放射性医薬品(18-FDG)を体内に注射し、一定時間経過後にFDGを検知するカメラ(PET)にて体内の何処にFDGが集まっているか画像化することにより、がん発見の手掛かりとなります。
PETとCTなど複数機器を併用して更なる検査精度の実現
PET検査は全ての臓器を得意としているわけではありません。
ブドウ糖は基本生命活動に必須なエネルギーでありブドウ糖を消費する代表的な臓器は脳細胞です。また薬は尿として排泄されるため膀胱からも反応は検出されます。またPETが不得意とするがんは早期胃がんが挙げられます。そのため、不得手な臓器はCTなどの機器を適材適所に組み込むことにより、がん発見の精度の向上されます。
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がんPET単独コース
88,000円(税込) /所要時間:約2.5時間
PET(ペット)検査と腹部超音波検査、腫瘍マーカーと呼ばれる血液検査(男性7項目、女性8項目)で実施する簡易的PETがん健診となります。既に人間ドックを受診された方にお勧めのコースです。
<注>
PET検査単独ではがんの発見に得手不得手な臓器がございます。人間ドックとの併用か、がん総合PETコースの受診をお勧め致します。
がん総合PETコース
男性:140,000円(税込)/所要時間:約3.5時間
女性:145,600円(税込)/所要時間:約4.0時間
PET(ペット)検査に人間ドックコース(※胃カメラ除く)項目を加え、胸腹部CT検査を追加し健診精度を向上した総合コースとなります。
女性コースにはAI技術を活用した最新式マンモグラフィを使用した乳がん検診が含まれております。
全身MRI(DWIBS)がん検診
放射線被ばくが無い全身MRIがん検診
DWIBS(ドゥイブス)とはMRI(磁気共鳴画像法)を用いて全身のがんを検索する撮影法です。
がんなどの悪性腫瘍は正常細胞より細胞密度が高い傾向にあり、その性質に適した機器であるMRIを用い、がん細胞の診断に用いられる拡散強調画像を応用して全身のがん検索を行います。
具体的には、正常な細胞の場合、細胞間の間隔が広いため水の動きが早いのですが、「がん細胞」においてはその隙間が狭くなるため、水の動きが遅くなります。この水のスピードの違いにより「がん細胞」を探すという仕組みです。
同様に全身のがん検索を行う検査にはPET-CT検査がありますが、大きな違いは「放射線の被ばくがない」「検査時間が短時間ですむ」「注射の必要がない」「検査自体に血糖値の影響を受けない」「検査に伴う食事・運動などの制限がない」等が挙げられます。
MRI全身がん検診コース 詳細
スタンダードコース(全身/所要時間40分程)
35,750円
MRIを用いたがん全身検査コースです。(乳房は対象外)
すでに健診受診後で肺や胃の検査等が不要な方へおすすめなコースです。
スタンダードPlusコース(全身/所要時間60分程)
47,850円
スタンダードコースに肺CT検査を追加したコースです。
低線量CT検査にて実施いたしますので、通常CT検査の1/10程度と少ない被ばく量で検査が可能です。
ドッグオプション
10%OFF
人間ドックへ追加される場合はオプション価格で受検できます。
※対象コース:人間ドック・脳ドック
DWIBSとPET-CTのがん診断比較表
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DWIBS |
PET-CT |
| 肺 |
△ |
◎ |
| 大腸 |
○ |
◎ |
| 胃 |
△ |
△ |
| 膵臓 |
◎ |
◎ |
| 肝臓 |
◎ |
○ |
胆嚢
胆管
|
◎ |
△ |
| 乳房 |
◎ |
◎ |
| 悪性リンパ腫 |
◎ |
◎ |
| 前立腺 |
◎ |
○ |
| 食道 |
○ |
△ |
| 膀胱 |
◎ |
× |
| 白血病 |
× |
× |
- 肺は不得手な臓器です。肺の検診を受けていない場合は肺CT検査の追加をおすすめします。なお当院では、通常CT検査の1/10量の被ばく線量(低線量CT検査)で検査が行えます。
- 胃については、オプションで胃内視鏡検査の付帯をおすすめします。
- 乳房については、現在健診での実施を見送っております。
乳がんドック
9,480円(税込) ※本コースは午後枠での受付となります
当院では全年齢層の女性に受診いただける「乳がんドック」と、札幌市がん検診補助事業により年齢指定がある「札幌市乳がん検診」の2通りの受診が可能です。
皆様のご都合にあわせてお選びいただけますので、ぜひご検討ください。